キミに幸あれ...
2011年 08月 31日
あれから色んなことがあり今は県外で生活しているとのこと。
毎日ギリギリの生活。一日の食事がご飯と小さな焼き魚一匹。
食べた後の骨にお湯と醤油を注いで凌いでるらしい...
就職活動も、福島だということが履歴書に載っているだけで敬遠されるそうだ。
受けても受けても落ちるばかり。
生活費は底をつきかけ焦りが募る一方...
僕も少なからず貯金の中から被災者支援という形でほんの少し送金 (本当に少なくて申し訳ないが) したり保存食を仕送りしてはいるが、やはり定職につかないと友達に未来はないと自分自身思ってた。
そんな時、毎月ある被災者支援イベントに参加したときに知り合った方の縁で大企業から面接の誘いがあったそうだ。
仕事的に無理があったので断ろうと面接に行ったところ、面接官たちが『この仕事は貴方の為にあるようなものなので、是非働いてみませんか?』とお願いされる始末。
挨拶をしっかりとでき不器用ではあるものの一生懸命さが面接官たちの心を掴んだらしい。
確かに苦手分野なのかもしれないが、思い切って飛び込む決心をしたようでとりあえずひと段落。
友達はあの大震災から本当によくやってきたと思う。
精神病を患い外に出ることが不可能だったあの時のことを思えば、今の友達は本当に奇跡が起きたに等しいかもしれない。
息もできないような苦しみが通り過ぎれば、ささやかな幸せが必ずやってくる。
沢山の出会いに感謝して明日を力強く生きて欲しい。
友人よ、キミに幸あれ...
by kohji_924
| 2011-08-31 23:47